不妊治療

【不妊治療の流れ】35歳以上の高齢で治療スタートした場合【妊娠するまで】

【不妊治療の流れ】35歳以上の高齢で治療スタートした場合【妊娠するまで】

・不妊治療の流れを知りたい人
・高齢で不妊治療をするかどうか悩んでいる人
・不妊治療でする検査はどんなものか知りたい人

今日はこんな人に向けて記事を書いていこうと思います。

筆者は不妊治療で子どもを授かっています。
治療を開始しようと思ったのは36歳でしたが、実際に治療に入れたのは37歳になってから、さらにいうと採卵にこぎつけたのは38歳目前のギリギリ37歳でした。

35歳以上の方が不妊治療を開始しようと思うならできるだけ早いスタートをすることをおすすめしたいです。

理由は治療に入れるまでに数多くの検査をしなければいけない事、そして体外受精を望んでいてもそれまでにタイミングや人工授精を試してみる期間が必要な事、もっと言うなら病院によって、初診の受付が半年先になる可能性すらあるからです。

今回はわたしのケースを記事にしていきますので、是非参考にしてください。

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【38歳と41歳で出産】わたしの不妊治療について書いてみる40代で2人目を産めたのは不妊治療をしていたからかも。 1人目で体外受精を選んだ私の不妊治療の経験談を書いていくための初めの記事です。 是非参考になれるよう頑張って書いていきます!...

不妊治療をしようと思ってもすぐに開始できなかった

わたしは不妊治療をしようといくつか病院をピックアップして、それぞれの病院に問い合わせをするところから始めました。

わたしが住む地域は東京ではないものの、運よく不妊治療で有名なクリニックが数多くある地域で、その中には全国から飛行機で治療に来る人もいる超有名病院もあります。

いくつか目星をつけた病院に問い合わせをしてそれぞれもらった回答が以下でした。

病院A 毎月決まった日に新規の患者さんを募集しているのでその日にもう一度電話をしてくださいとのこと。
後日指定の日に電話をするも全く繋がらず…30分後に繋がったところでその月分の新規患者は締め切ったと言われました。
病院B まずは夫婦揃って病院が主催する月に2回行われる説明会に参加してくださいとのこと。
説明会の予約も病院が指定した日から電話でのみ受け付けるという事で、予約をしようと思っていたところ、夫の都合が合わず翌月以降に延期に。
病院C 予約できますが、今からの予約は6ヶ月後になります。
それでもよければ予約できます。

とにかく不妊治療を本格的にしているクリニックは予約がとりずらく、新規ともなれば数ヶ月待ちは当たり前です。

もし治療するかどうか悩んでいるなら、とりあえず予約だけ取っておいてその間に気持ちを決めても良いと思います。

通いたいと思ってすぐに通える病院もあるかもしれませんが、もし通おうと思っているクリニックが決まっていればまず問い合わせをして確認してみると良いかもしれません。

検査中はタイミングは自己流で

ようやく6ヶ月後に初診の予約ができたところで、ここから検査が始まります。
数ヶ月分の基礎体温表をつけておくのは必須です。

また、自己流でも良いのでタイミングをとった日を基礎体温表につけておくと、チャレンジしたけど妊娠できなかった事を先生にアピールできますし、そのチャレンジもカウントした状態で次の治療にステップアップさせてくれる場合もありますので、長期間基礎体温表をつけているなら、恥ずかしがらずにタイミングを取った日も記載しておくようにしましょう。

そして、覚えておく必要があるのは治療前の検査にも1ヶ月くらいかかると言う事です。

治療しようと思って病院に予約を取ってから、一通り検査を終えて治療方針を決めるまでに約半年かかりました。

具体的にどんな検査をしたか振り返ってみます。

生理前の血液検査

生理前に血液検査がありました。
この検査ではLHと呼ばれている排卵に関係するホルモン、黄体化ホルモン(プロゲステロン)の数値や抗ミュラー管ホルモン(AMHと呼ばれたりします)の数値を調べます。

抗ミュラー管ホルモンというのは、聞いたことがある人もいるかもしれませんが、卵巣年齢がわかる数値であると言われています。

抗ミュラー管ホルモン(AMH)の平均的な数値

年齢 AMH(ng/ml)
27歳以下 5.77
28歳 〜 29歳 5.58
30歳 〜 31歳 5.23
32歳 〜 33歳 4.61
34歳 〜 35歳 3.65
36歳 〜 37歳 3.02
38歳 〜 39歳 2.40
40歳 〜 41歳 1.72
42歳 〜43歳 1.33
44歳 〜 45歳 0.81
46歳以上 0.53

一般的に高いと良さそうなAMHですが、AMHだけで妊娠できるかどうかを判断するのは難しいとされています。

数値が高すぎる場合は多嚢胞性卵巣症候群を疑うケースも出てくるからです。
実際にわたしは多嚢胞性卵巣症候群なのですが、この数値は6.0以上ありました。

AMHとは、アンチミューラリアンホルモン(または抗ミュラー管ホルモン)の略で、発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンです。
血中AMH値が原始卵胞から発育する前胞状卵胞数を反映すると考えられております。
その値は、卵巣内にどれぐらい卵の数が残っているか、つまり卵巣の予備能がどれほどかを反映すると考えられています。

中略

年齢が若くAMH値が高ければよいかというと、そうとも言えず油断してはいけません。
AMH値が4.0~5.0ng/ml以上ある場合は、多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)(PCOS)が疑われます。
多嚢胞性卵巣症候群は、排卵が阻害されて、卵巣内に多数の卵胞がたまり、月経異常や不妊の原因となります。

- 浅田レディースクリニック(AMHについて)

 

生理中の血液検査

生理中にも血液検査をしました。
卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体化ホルモン(LH)、プロラクチン(PRL)、エストロゲン(E2)などの数値を検査でした。

卵管造影(らんかんぞうえい)

この検査は噂で痛いと聞いていたのでちょっと緊張して挑みました。
卵管がきちんと通っているか造影剤を入れて検査をします。
膣にバルーンを入れた状態で検査を行うのでそこで鈍痛を感じる場合が多いようです。

わたしもバルーンが痛くてずっと力が入ったままでした。生理痛のようななんとも言えない痛みでした。
病院によっては痛み止めを処方してくれるところもあるようです。

フーナーテスト

これは女性ではなく男性が受ける検査で、精子の数や奇形がないか、動きはどうかなどチェックします。
わたしが通っていた病院では、朝一に夫の精子を採取して専用の容器に入れて届けるという方法で、その日のうちに結果を聞いて帰れました。

 

これらの検査をしながら通院時には卵胞の状態をチェックしてもらいタイミングをとったり、場合によっては人工授精をして様子をみます。

検査中に妊娠するという人も少なくないようです。

35歳以上ならタイミング法は半年程度

わたしの場合、一通り検査が終わっても妊娠する気配がなく、すでに37歳になっていたこともあり先生に次のステップを勧められました。

通院を決意する前に3回ほどのタイミング、通院を決めてから予約して初診までの間に6回検査をしている間の1回合計10回のタイミングをとったのに妊娠しなかった私たち夫婦は、人工授精を勧められました。

この時に先生がおっしゃっていたのは、35歳を超えていて半年タイミングをとっても妊娠しなかったら治療を視野に入れてもいい時期とのことでした。

人工授精ではなく体外受精をしたいとお願いした

人工授精を勧められたわたしたち夫婦は、人工授精をとばして体外受精をしたいとお願いしました。

何度もタイミングに失敗していたわたしが焦っていたのも事実です。

カウンセラーの方には、体外受精は最後の砦だから失敗したら次がないという説明を散々されたのですが、3回体外受精をして妊娠できなかったら子どもは諦めるつもりでいると伝えると、納得してくれました。

そこから体外受精に向けて準備をしました。
採卵のスケジュールが生理が終わって次の周期の高温期からのスタートだったことと、丁度排卵日が近かったこともあり、生理周期を無駄にしないようにクロミッドを飲んで人工授精をしてもらいました。

結局人工授精でも妊娠はできず、予定通り採卵に突入しました。

採卵の準備(ロング法)

採卵は、生理周期に合わせて体内の卵子を出来るだけ多く育てて人工的に取り出す事です。

卵子をなるべく沢山育てるために、採卵の周期は卵子を育てる注射をしに病院にほぼ毎日通うような生活になります。

当時の治療カレンダーが残っていたので公開します。

採卵前の周期の高温期7日目から(カレンダーの6/17)点鼻薬であるナファレリールを1日2回採卵直前まで毎日点鼻しています。

ナファレリールは点鼻する時間も指定されていたので、アラームをつけて忘れないようにしていました。

さらに採卵予定の前の生理開始3日目からは毎日注射です。
病院によっては自分で注射をするところもあるようですが、わたしの通っていた病院は通院必須でした。

採卵周期のスケジュール

排卵日予定数日前に血液検査をし、E2と言う卵胞の育ち具合がわかる数値を見て採卵日を決めていきました。採卵前は、排卵してしまい生理がきたらどうしようかとそわそわしながら生活していました。

しかし生理がくることもなく、無事に採卵完了。
この時の採卵で採れた卵子は17個
その後、17個の卵子に精子をふりかけて受精できたのが14個でした。

受精卵の数の確認も病院によって様々かと思いますが、わたしの通う病院では翌日電話をして数を確認する方法でした。

ものすごく緊張したのを覚えています。

採卵で卵巣が腫れてしまう場合は凍結卵になる

採卵が終われば、もし身体に異常がなければその週に受精卵を身体に戻します。

しかし、卵子の数が多く取れた人の場合、大にして卵巣過剰刺激症候群(らんそうかじょうしげきしょうこうぐん)(OHSS)になりやすく、卵巣を1周期お休みさせてから移植周期を開始する事が多いようです。

卵巣過剰刺激症候群(らんそうかじょうしげきしょうこうぐん)(OHSS)という、体外受精などで行う排卵誘発に過剰に反応して多数の卵胞が発育し、卵巣が腫れる状態になりやすい為、排卵誘発を行う場合も注意が必要です。 - 浅田レディースクリニック(AMHについて)

わたしの場合も、OHSSと判断されて採卵の週はお休みでした。

卵巣の腫れを考慮しながら移植周期を決めていきます。
わたしは採卵の翌週を移植周期として、D19(生理日から数えて19日目)に移植となりました。

排卵は通常生理開始から14日目と言われています。
どうして19日目だったか?と言うと、受精卵の分割がだいぶ進んでおり、8分割に次の段階の桑実胚(そうじつはい)まで育っていたためです。
胚盤胞一歩手前の受精卵だったんですね。

不妊ブログでよく見るD1とかET1とかBT1って何?

D19ってなに?と思った方で、不妊治療を検討している方は是非覚えておくと不妊治療をしている人たちのブログを理解できるようになると思いますので少し説明しておきます。

不妊治療をされている方のサイトを見ると、D1とかET1とかBT1などの表記で日数をカウントして記事を書く人が多い事に気が付いている人もいるかもしれません。

これは不妊治療独自のカウント方法で、わたしも最初不妊治療について調べている時に一体何のことかさっぱりわかりませんでした。

簡単に説明をします。

D1とかET1とかBT1って?

D1…このように頭文字にDをつけるのは生理日から何日目かを示しています。Day1のDでD1は生理日当日です。

ET1…体外受精で受精卵を体内に戻してからの日数のカウントです。

BT1…体外受精でも受精卵を胚盤胞と言われる段階まで分割させてから移植した場合の日数のカウントです。

もし不妊治療をされている方のブログを読む時には参考にしてみてください。

移植後もホルモン剤を使いました

移植後も膣に入れる座薬や注射をして妊娠できるようホルモン剤を使ったサポートをしました。

移植から数日間はプロゲデポーと言う筋肉注射を打つために通院。
プロゲステロン(膣錠)と言う着床しやすくしてくれるホルモン剤は毎日使っていました。

体外受精は通院回数がとても多くなります。仕事をしながら通院を考えている人は直属の上司にだけは治療を打ち明けておくなど社内に事情を知る人を作っておけると良いですね。

デリケートな問題ではありますが、ストレスの少ない生活を目指して環境を整えることも大事だと思います。

フライング検査はいつくらいから反応する?

フライング検査というのは、生理予定日前に妊娠検査薬で妊娠しているかチェックすることを言います。

本当ならあまりフライングはしない方が心の安定になるのかとは思いますが、わたしはフライングしまくっていました。

結論から言うと、移植して6日目(ET6)高温期10日目に反応良いと言われているクリアブルーでフライングしたところ薄っすらと反応がありました。

この後ET6から判定日のET11(高温期15日目)までのフライング検査した妊娠検査薬を並べてみます。(妊娠が確定した移植の時の反応です)

フライング検査はいつくらいから反応するか?妊娠した移植周期の高温期10日目(ET6)からの検査薬

筆者は初めての体外受精で妊娠できたのですが、妊娠したいと思ってからは約2年経過していました。

この妊娠では初期に大量の出血をするなども経験しています。
おそらく受精卵を2つ移植したので、片方が流れたのかなと予想していますが、実際はどうなのかわかりません。

不妊治療の流れ・体外受精で妊娠するまでまとめ

今回は35歳以上の高齢で不妊治療をしようと思っている人に向けて記事を書きました。

不妊治療は思っている以上に初診が受けずらかったり治療自体に時間がかかります。
もし不妊治療を視野に入れているなら、早めに病院に行くことをお勧めします。

そして、2人目・3人目を検討したいなら、採卵して受精卵を凍結して置くことができると心に余裕を持って2人目・3人目の妊活に挑める場合もあります。

わたしは運よく2人目はHCG5000と言う排卵を促す注射だけで妊娠することができたので、凍結しておいた受精卵は廃棄してもらっています。

もし何か相談などあれば気軽にコメントくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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