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4歳の男児と2歳の男児が居るお家
2歳差男児を育児中。40代の主婦です。
今日は、口うるさい自分が嫌になって、婦人科で薬をもらったら心が穏やかになったよというお話です。
我が家は不妊治療の末に子どもを授かった高齢出産家庭です。
親が高齢&望んで望んで授かった子という事もあり、長男が3歳くらいまで本当にわたしは仏のような母親でした。
- 大きな声など出さない
- いたずらしても注意をしてなだめる
- 子どもがしたい事最優先
などなど、とにかく今振り返ったら神か!と思うほど自分を押し殺し、いい母親になれていました。
しかし、長男が2歳3ヶ月の時に次男が生まれ、我が家の雰囲気は変わってきました。
私が自分を押し殺せなくなったんですね。
4歳と2歳目前の男児が二人いるお家の毎日は過酷
噂には聞いていましたが、男児というのは想像を超えてくる生き物でした。
割と女の子がいる家庭でも変わらないのかもしれませんが、ちょっとリストアップしてみます。
- 風呂上がりは裸でウロウロ
- 裸のまま喧嘩が始まる
- 弟は兄に敵対心丸出し
- 兄の優しさが弟に伝わらず喧嘩が始まる
- 着替えに1時間かかるのは当たり前
- 食事に1時間かかるのは当たり前
- 保育園では引っ込み思案すぎて不安しかない
- 弟が兄を泣かせる
- 人の持っているおもちゃが欲しい病
これに加えて、尻の匂いを嗅がせてくる・鼻に指を入れ付いてきたものを食すなどの行動も加わり、日本語がわかる(けど聞いていない)謎の生命体4歳と、野生の真似っこライオン2歳とといった感じです。
どちらか一人だけだったらまだ穏やかな心を保てそうな予感はするのですが、2人居ると何かと口うるさいババァになってしまうのです。
わたしの母は毒親だった
わたしの母はいわゆる毒親というヤツでした。
毒親という言葉を知らない人も居るかもしれませんのでWikipediaから引用して説明します。
毒になる親は、毒親と略し、毒と比喩されるような悪影響を子供に及ぼす親、子どもが厄介と感じるような親を指す俗的概念である。1989年にスーザン・フォワードが作った言葉である。学術用語ではない。母の場合は毒母、毒ママ、父の場合は毒父等と称されている。
しかし、ちょっと無理でした。
ここ数ヶ月、ちょっとだけ注意で済まない日が増えてきて、まるでネチネチ小言が多い面倒臭い姑みたいな母親になっていました。
これではいけないと色々考えた結果、あることに気がつきました。
イライラして起こる日は排卵日周辺と生理前数日だった
長男を体外受精で出産しているわたしは、生理日を記録するのが癖になっていて、出産後も忘れる事なく生理が来た日を記録しています。
これまでは、作業として生理が来たら記録していたのですが、数ヶ月前にイライラしてしまう原因はPMSなんだろうなと思い、改めて生理日から排卵しただろう日にちを確認し、子どもを叱って反省した日と照らし合わせてみたところ、バッチリ一致していました。
ああ、排卵時期というのは母親モード全開から女モードになってしまって育児にイライラしちゃうのかもしれないな、と、自分の中で結論がました。
そこで、機嫌が悪くなるホルモンの時期だけなんとかできないものかと近所の婦人科に足を運んだのです。
婦人科はイライラした主婦が沢山いた
どうにかなれば良いな、と軽い気持ちで近所の駅前にある婦人科に行くと、同じくらいの世代の女性が数人いました。
待合室と診察室が隣にある小さなクリニックだった事もあり、診察室から時々聞こえてくる会話がいやでも耳に入る状況でした。
その会話を聞いていると、1人、2人と先生に相談している内容が、どうも気持ちのバランスが取れないといった内容のものでした。
わたしはそれを聞いて、自分だけではないんだな、お医者さんにお願いすればどうにかなるかもしれないと思ったのを覚えています。
もらった薬はデパス(0.5mg)だった
家庭での出来事やイライラを先生に相談すると、排卵の時期や生理前のイライラしてしまう時期に頓服として飲む事ができる薬を処方してくれました。
それがデパスという薬でした。
デパスというお薬の名前を聞いた事がある人はどれくらいいるでしょう?
おそらくこの薬の名前を知っている人は、過去に辛い時期あったのかな、と想定します…。
デパスの事を、先生は「イライラ防止のお薬です」と説明してくれましたが、このお薬は鬱などの精神的な病気になった人が服用するドーパミンに影響を与えるお薬で、抗不安薬、睡眠導入剤として使われています。
依存性があるとされている薬である事を知っていたので、服用について沢山質問をして服用することに決めました。
わたしが質問した内容は、
自分にはとても合っていた
1周期服用してみたのですが、わたしにはとても合っていて、子どもに対してもあまり神経質な気持ちにならずに済む事や、夕方服用する事で、夜の寝つきが良くなり、睡眠時間が増える事で結果的に翌日の午前中は調子が良いという結果になりました。
薬の名前を聞いて身構えてしまっていたのですが、上手に薬を取り入れる事で、子どもを叱ってしまう自分を責める気持ちを軽減できたり、子どもとの関係をよくする事ができました。
あまりにも効果があるので、怖いんですよね、と先生に相談したところ、子育ての大変な時期が終わったら薬はやめる、と時期を決めていまは何を優先するかを考えながら薬と付き合っていけば大丈夫ですよと言ってもらえました。
また、同時に4歳くらいの時期は親に叱られる事で、後々自分を愛してくれていたから叱られていたんだと気がつくものですよとも言われました。
むやみに叱っているわけではなく、人を叩かないとか石を投げないとか、生き方を知ってほしい場面で叱っているんですものそうですよね。
わたしの場合、その叱り方の質があまり良くないのではないかと思い、病院に相談した結果のお薬の処方でした。
とにかくいまわたしが優先したいのは、子どもとの関係なので、この感じでしばらくはお薬とお付き合いしていこうと思っています。
もし、子育て中、なんだかイライラしてしまうと悩んでいる方は、一度婦人科に相談してみるのも良いと思います。
薬の他に、漢方薬などもっと身体に優しい方法も提案してくれる病院もあると思います。
まずは相談、そしてその後どうするかはあなたが決めれば良いのですから、楽になる方法がある事を知ってほしいと思いこの記事を書きました。
また何か役に立ちそうな事があれば記事にしていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。