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3歳のわがままの原因は自我の大爆発!
3歳になったらそろそろわがままやイヤイヤも落ち着く、と期待を持って2歳のイヤイヤ期を耐え抜いてきたママにとって3歳になってもわがままやイヤイヤが続くとどうして?まだ終わらないの?という思いが湧いてくると思います。我が家の3歳は、3歳を過ぎてからの方が泣いて暴れまわることが増えた気がします。
3歳のわがままも2歳のわがまま(イヤイヤ)も大変ですが、3歳と2歳のわがままの大きな違いは自我の成長の度合いにあります。
2歳のイヤイヤも自我の成長が大元にはありますが、3歳ではさらに自分がやりたいこと、やってみたいことがはっきりしてくること、そしてそれを少しずつできる様になる事でもっとチャレンジしてみたい事が増えていく時期でもあり、2歳の時よりもやりたいのにできない事が増えてくる葛藤の時期でもあるのです。
また、3歳になると「言葉で考える」という事ができるようになり、ただ闇雲にイヤイヤいうのではなく「考えて」わがままを言える様になる為に少しめんどくさい(笑)要求が増えてきます。(参考文献:0~4歳 わが子の発達に合わせた1日30分間「語りかけ」育児)
大人が普段当たり前にやっている「言葉で考える」という事はこの時期にできる様になるんですね。
きっと頭の中に知っている言葉がたくさん溢れ出して、頭は大渋滞しているのかもしれません。
この様なことを踏まえて、我が家で実行して効果のあったわがままやイヤイヤとの付き合い方を紹介したいと思います。
原因の一つとしてもし兄弟児がいる場合には2人育児の大変さからわがままやイヤイヤが多くなった様に感じているだけの場合もありますので、こちらの記事も参考にしてみてください。
3歳のわがまま・イヤイヤには本人の考えがある
3歳になると「頭で考えることを覚える」と先ほど書きましたが、3歳のわがままやイヤイヤには自分なりの考えあがある事が多いです。
我が家の3歳のわがままを例にとって説明したいと思います。
楽しみにしていたヒーローショーの最後で大暴れ
これは我が家の3歳を連れて大好きな仮面ライダーショーに出かけた時の例です。
3歳の息子は仮面ライダーが大好きです。内容が好きというよりはとにかくカッコいいところが好きな様子で、日々変身と戦いの練習をしています。
ある日、遊園地で仮面ライダーショーがあると言うので、家族で出かけました。ショーの最中は真剣に見ており、普段引っ込み思案な息子が大きな声で「仮面ライダー頑張れー!」と応援する姿も見られました。ショーが終わり、仮面ライダーのサイン会と写真撮影があったのですが、問題はその時に起こりました。
せっかく来たのだから「写真を撮ろうか?」と言うわたしの提案に、息子はなんとなく流れで列に並ぶことに。
待ち時間は30分ほどでしょうか。長い列の最後尾に並びました。
仮面ライダーと写真が撮れる順番が近くなるに連れて、息子の様子がそわそわしだし、最終的に「変身ベルトをつけたい」「仮面ライダーの絵の描いてあるシャツが着たい」「靴を脱ぎたい」など、要求が増え、結局大暴れ・・・
順番が来ても大泣きして撮影どころではありませんでした。
後ろに並んでいる人たちに先に行ってもらい、最後に撮影できるよう配慮もしてもらいましたが、結局大泣きして撮影せず会場を出ることになりました。
・仮面ライダーが近くにきて怖くなっちゃったのかな?

帰って来て気がついた事は「本人の気持ちを聞いたか?」
最終的に「楽しかった!」と言いながら帰って来た息子ですが、仮面ライダーショーは楽しんでもらえたのか、不安もありました。
そして、遊園地から帰って来て、疲れて寝てしまった子ども達を見ながら考えました。
わたしも小さな時、親から手のかかる子と言われていました。
イベントやお出かけ前になると必ずぐずってギャン泣きする子どもだったから。
(あれ・・・息子と同じ?)
今回の息子と同じことを繰り返していたわたしの幼少時期、どうしてあんなに泣いて暴れていたか、必死に思い出しました。
そしてわたしが行き着いた結論は・・・
親の意見だけで進められるイベントや旅行に抗議したかった
という事に気がついたのでした。
そして、今回の仮面ライダーショーの最後に大暴れした息子の気持ちがやっとわかりました。
おそらく息子は仮面ライダーと写真を撮ることはそこまで望んでいなかったのではないかなと思うのです。
ショーを見るのは楽しみにしていたし、遊園地に来られたこと自体も楽しかった。
でもショーの前に、園内にあるたくさんの楽しそうな遊具を見ていた息子は、ショーが終わった後は仮面ライダーと写真を撮ることよりも他の遊具で遊ぶ事を楽しみにしていたのではないかなと気がついたのでした。
散々泣いた後、自分で遊びたいと言い出したアスレチックの遊具で遊びだすと、失敗してもめげず、迷路などの難しいコーナーでも一人でやり通すこともできていた事、帰り道や家に帰って来た後も「もっともっと遊びたかったなぁ!」と何度も口にしていた事からも、遊園地の遊具で遊びたかった、遊具での遊び自体が楽しかった事伺えます。
3歳の子どもとはいえ、自分のやりたいこと、その優先順位はしっかりと自分の中にあります。
それをよくヒヤリングしたり、子どもの言動から推測して提案、本人の意思とすり合わせしていけていれば今回のギャン泣き大暴れ騒動にならなかったのではないかという結論に至りました。
まとめ
3歳のわがままやイヤイヤには困ってしまいますが、意思や気持ちがしっかりとしてきた証拠です。大変ですが、それは喜ばしいことでもありますね。
もし3歳がわがままを言ったり、イヤイヤを繰り返す時には、本人の思っていることやしたい事を聞き出し、それに沿った行動を取れる事、もしそれが叶えられそうにない内容の場合は妥協案や、どうしてそれができないかを伝える事で解決できる事が増えると思います。
とは言えまだ3歳。
大人の思うように事が進まないのは当たり前の時期です。
子どもの気持ちを尊重しつつ、気持ちや行動を誘導してあげられると良いですね。
わたしも過ぎた後、冷静になったら子どもの気持ちに気がつく事が多々あります。その時には、後からでも「あの時はこんな気持ちだったんだね。気が付けなくてごめんね。」と伝えるようにしています。