ママ

怒りと上手に付き合うアンガーマネジメントを子育てに生かす

アンガーマネジメントとは怒りを管理する技術です

アンガーマネジメントという言葉を知っていますか?ここ最近耳にすることも増えていきたこの言葉、どんなものなのでしょう?
直訳するとanger 怒りを management 管理するとなります。

初めてアンガーマネジメントという言葉を聞いた時、もしかして怒らない人になれる魔法の技でもあるのかと思い本を何冊か読み、ワークショップにも参加しました。そしてアンガーマネジメントとはそんな魔法のようなものではないけれど、怒りやすい人にとって少し生きやすい生活を手に入れることができる考え方・技術なのだと知りました。

 

そしてアンガーマネジメントは子育てにも役立てるのではないかなと思い、その方法を少しだけ紹介しようと思い記事を書くことにしました。

 

アンガーマネジメント入門 (朝日文庫)
私が参考にした本はいくつかありますが、もし興味を持ってもっと深く知りたいという方は是非入門書としては最適なこちらをオススメします。わかりやすく、どのように生活に取り入れていけば良いのか簡潔に書かれています。
子育てに生かすには少し工夫も必要かもしれませんが、基本はこれで十分身につくと思います。

 

怒りという感情について

怒りという感情は、悪いものではありません。それを悪=ダメなものとしてしまうと毎日の生活は窮屈で無理のある生活になってしまいます。
怒りはあって良いもので、怒らない人はいないというのを大前提とした上で、その怒りはどうして起きるのかを知ることが大事です。

 

そもそも子育てするようになる前はそこまで怒りを感じることがなかった人も子どもが3歳くらいになってくると、私ってこんなに怒りん坊だったんだと思う瞬間があるかもしれません。どうして怒ってしまうのでしょう?

子どもにイラッとしてしまう時って?
・朝おこしてもマイペースでお着替え
・朝ごはんもマイペース
・お出かけ前の準備もマイペース
・買い物に行ったら買って買って!
・公園に行ったら帰りたくない!
・弟に貸したくない!
・弟のおもちゃを奪い取る!
etc….
思いつく子どもにイラっとしてしまう瞬間をピックアップしてみました。
大人なら言って聞いてもらえる事もそうはいかない子どもの場合、怒りの原因のほとんどは相手の行動をコントロールできないという事が原因ではないかなと思います。
相手をコントロールしようとすると少なからずストレスを感じるものですが、特に子どもは言っても聞いてもらえない方が多く、ストレスは倍増します。
この時に大事なのは、このコントロールしようとしている事柄は誰でもない自分が決めたルールが基準になっているという事です。
同じ状況でも他のママはイライラしないかもしれないし、他のママがイライラするポイントであなたはイライラしないかもしれません。
イライラや怒りのポイントは人によって違い、その人が決めたルールに応じてイラッとしたりしなかったりします。

子どもに行動にイライラしないために出来る事

そもそもイライラしてしまったり怒る事は悪い事ではないのですが、やっぱりイライラというのはあまり気持ちのよい物ではありません。
出来ればイライラせずに生活できるのは理想でもあります。

 

子育て中、イライラせずに生活するために出来る事はどんな事があるか考えてみます。

 

子どもにイライラする時ってどんな時でしょう?
同じ事が起きても状況が違えば感じる感情が違う事に目を向けてみましょう。

 

例えば宝くじが当たったとします。その日が雨でもきっと何とも思わないか、雨も良いもんだなぁなんて余裕をもった考え方ができるかもしれませんが、仕事で大きな失敗した日に雨が降っていたらどう思うでしょう?失敗したうえに雨か…ついてないな…と思うか、もっと自暴自棄になってしまう可能性だってあります。

 

同じ「雨の日」なのに状況が違うだけでこんなに気持ちが違うのは面白いですし、人間というのは単純な生き物だなと思います。

 

これをふまえて、出来るだけイライラしないようにするには…?

子育て中にイライラしない為に出来る事
・時間に余裕をもつ
・○○させなきゃいけないなどの目標をなくす
・余裕の無い日は買い物はネットスーパーなどで対応
良く言われる事ですが、時間的に余裕がないとイライラしがちなので時間に余裕を持つ事は割と効果があると思います。ついついせっかちで子どもの行動ややってほしい事を焦って進めたくなったら「次の予定は無いのだから…」という事を思い出すと良いかもしれません。

しかし周りの状況を変えてイライラしないようにしていても子どもがのんびりマイペースに何かしていたらイラッとしてしまう事もあります。そんな時にアンガーマネジメントが役にたってきます。

 

子どもにイラっとしてしまったらアンガーマネジメントを試してみよう

アンガーマネジメントは魔法ではなく、怒りとの付き合い方の技術です。
人は怒りという感情をなくす事はできませんし、怒ったりイライラしたりするのはごく普通の事です。

 

日々マイペースで自由に生きる子どもと生活していると、どうしてもイライラしてしまうタイミングはあります。そうなった時の怒りの扱い方、怒りとのつきあい方の技術をいくつか紹介します。

 

1イラっとしたら数をかぞえる

怒りの感情というものはピークは6秒と言われています。
その6秒だけ我慢することで怒りを落ち着かせるといわけです。
イラっとしたらゆっくり「1、2、3、4、5、6」と数えるだけで怒りの頂点は過ぎているはずです。

 

「えっ!?5分経っても6分経ってもイライラするよ?」という方もいるかもしれません。(私もそうです!)
そういう人は、怒りのピークを過ぎた後、怒りの原因を頭の中で再生している、怒りの原因について考えているせいで一度すぎたイライラのピークを自分で呼び戻しているのだそうです。

 

それをふまえて考えると、イラっとしたら6秒数えてそのあとはイライラする原因について考えなければ怒りはおさまり、衝動的な行動ではなく冷静な判断・冷静な行動を取ることができます。

 

2目の前のものを観察して気をそらす

これも理屈は一緒で、怒りのピークを過ぎるまでをやり過ごす方法の一つですが、1の数を数えるよりさらに具体的で、イライラする原因を考えないようにするのには有効な方法です。

イラっとしたらなんでも良いので目の前にあるものについてだけ考えます。
手にリモコンを持っていたならリモコンについて「ボタンの色はこんな色だったんだー」とか「思ったより重いな」とか、なんでも良いので一つのことに集中します。

これをすることで1で紹介した怒りのピークの6秒を乗り越え、さらに怒りの原因を考える暇を作らないようにするための手法です。

 

3マントラ(呪文)を決めて唱える

こちらは決まったマントラ(呪文)を決めて、怒りがわいた時に唱える方法です。
例えば、「怒ったところで解決しない」や「怒って後悔するなら切り替える」など、怒りに対してダイレクトに自分を説得するような内容でも良いですし、「大丈夫」「なんとかなる」など簡潔なものでも良いです。

 

もし言葉があまり効果的でないと思ったら、行動で意識をそらすしても良いです。
例えば怒りがわいたら手をぐーぱーさせる、こめかみを指で押してみる、壁をぐーっと押してみる、など身体に刺激を与える方法も有効です。

 

自分にあった言葉や行動でその時の怒りから意識をそらして冷静さを取り戻しましょう。

 

アンガーマネジメントの実際のやり方をいくつか紹介しましたが、どの方法も共通しているのは、怒りを覚えたら怒りのピークが過ぎるまで気持ちをそらすこと、そして怒りに任せて行動するのではなく冷静に対応できるくらいまでクールダウンさせるというところです。
イライラしたり怒ってしまうのは避けられませんが、イライラした後とる行動は自分が選べることを知りましょう。
怒りのピークを過ぎた後、冷静な気持ちで対応するうちにいつのまにか怒りが消えていると思います。

まとめ

アンガーマネジメントは育児以外にも仕事や人間関係で使える技です。
今回紹介した方法以外にも、もっと具体的に本格的に生活に取り入れる方法も沢山あります。

 

冒頭で紹介した本には沢山の手法が紹介されていますので、気になった方は是非手にとってみてください。

記事内では、子育てしているママができそうな簡単な方法をピックアップして紹介しています。
理屈はわかっていても実際に行動したことがない人もいるかもしれませんね。

 

慣れるまではやはり怒りが勝ってしまうこともあると思いますが、訓練次第で怒りを上手にコントロールできるようになり怒りに振り回された生活から脱出できるはずなので少しずつ生活に取り入れてみてください。

 

わたしも少しずつですが意識して子どもに「コラー!」と言いたい時には壁をぐーっと押しながら鼻歌を歌ったりしています。
まだまだ時々爆発してしまいますが、アンガーマネジメントを知る前よりは減ってきたと思います。一緒に頑張りましょうね!

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