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大人が嬉しいことは子どもも嬉しい。子どもは小さい大人です
子どもの年齢が2歳を過ぎてくると、お話も少しずつですが出来るようになりなんとなく会話らしいやりとりも増えてきます。
子どもは大人の真似をする事で世の中のルールを学びます。
保育園の先生は、子どもの言動を見て親御さんの日常を想像するといいますから、子どもの模倣はあなどれません。
きょうは子どもが知らない間に身につけている、まるで大人みたいな行動にビックリした事があったので育児のアイデアになるかな?と思い記事を書く事にしました。
3歳児は大好きなママのストーカー
子どもはママが大好きなのは周知の事実。どんな時も頭の中の半分くらいはママに直結しています。いつでもママが一番です。
例えば、こんな感じ…
このテレビ面白い!ママに見せたい!
クッキー美味しいな。ママにあげたい!
3歳くらいにはじまる「みてみて!」は良い例ですね。
そして、3歳児は大好きなママをただ追っかけしているだけでなくとっても良く見ています。そしてとっても良く聞いています。
この頃からは、「子どもだから」と油断して大人が子どもに聞かせたくないような内容のお話をするのはさけた方が良いと思うくらい色んな事を理解しているように感じます。
実際我が家では上の子がお話を出来るようになってから、子どもの困っている事を夫に報告するのは子ども達が寝た後にするようにしています。
口調はもちろん、難しい言葉もさらっと口に出す事があるとビックリします。意味を知っているの?と思うような単語も会話に交えてくると、おかしさすら感じますよね。
この子どものママストーカー気質を利用して(?)子どものやる気とテンションを上げる方法を発見したので次の項目で発見したきっかけと方法をまとめてみたいと思います。
謙遜はそこそこに、他人にも子どもの良いところを
我が家の3歳長男は保育園に通っています。
保育園に通い出すと、知らない間に色々なママとお話しする機会も増えてきますが、その時にママはどうしても自分の子どもの悪いところを言いがちだと思うんです。
どうも日本には謙遜という文化があり、他人に自分の子どもの自慢をするなんて恥ずかしい事!という傾向があるようで、どんなママとお話していても「うちの子はここがダメなのよ」「これができないの」という内容になりがち。
確かに困っている行動を相談したいという意味合いもあってこんな会話になるのですが、困りごとの相談はできればママだけの時にしたいもの。
あなたのとなりには土いじり、石拾いをしながらしっかりと耳をダンボにしている3歳児のストーカーが居る事を忘れないであげてください。
こんな事がありました
少し前、お休みの日にお散歩中偶然会った保育園のママ友さんと会いました。
男児2人を育てている、我が家と同じ家族構成のママだったので、会話の始まりは「男の子大変よねぇ」でした。
その後、兄弟で遊ぶかどうかという話題になった時に、本当だったらちょっと困っている「弟の物を奪ってしまう行動」を相談したいところをぐっとこらえ、下の子にレベルを合わせて遊んであげていて優しいところがあるんです。というような事を話しました。
お友達のママも「それは凄いね、優しいね!」と返事をしてくれただけでなく、そのママの子の良いところをぽつぽつと話してくれました。
この会話中うちの子とお友達は歩道でしゃがんで小石を必死に集めていたので会話は聞いていないのだろうなと思っていたのですが…違いました。
家に帰ってから、明らかに優しいお兄ちゃんモードで弟に接しており、挙げ句の果てに「○○ちゃん優しいところあるから」とのこと。
ああ、会話を聞いていたんだなぁと納得しつつ、3歳男児の単純さや素直さに感心したのでした。
まとめ
意外と子どもは大人の話しを聞いています。
そして素直に、まっすぐにその言葉を信じて自分のものにします。
大人が第三者を介して褒められるとなんとなく本人に褒められるより嬉しかったり、自分の知らないところで良い噂をされると悪い気がしないのと一緒で、子どもも聞いていないように見えるときに大人が子どもを褒めると効果絶大。
ついつい大人が集まって子どもを話題にする時、子どもの困った行動を話題にして笑い話にしたりどれだけ自分の子どもがダメな子かをアピールする場になってします。
それは大人にとってはあくまでも謙遜で、本当は子どもの事が大好きなのにそう言う事を口にしません。(これは日本人のあまり良くないクセだと思います。)
たまには人に自分の子どもの凄いところや良いところも話してみましょう。周りに親バカと言われたって子どもがまっすぐ自身をもって生きていける事に比べたら些細な事だと思いませんか?
小さな子どもの心を傷つけるのではなく、自信をつけるためにもママや大人は会話の内容をちょっとだけ気をつけてあげられると良いですね。