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断乳は3日で出来ると言うけど実際どうだったのか、現在3歳の長男の時の断乳をまとめます
断乳は3日で終わらせる!と言うのが最近の断乳のセオリーで、よく聞いたり目にしたりする情報だと思います。
断乳を考えるタイミングはどんな時でしょう?保育園に上がるタイミング?歩き出したタイミング?ご家庭によって様々かと思いますが、育児中のママはこの情報を知り、3日でカタをつけるぞ!と意気込むわけです。
が、実際はどうなんでしょう?3日でおっぱいを求める事はなくなっても困ったことにすぐに一晩通して寝てくれる事は少ないのが事実です。我が家の長男の時の断乳についてまとめてみます。
そもそも断乳と卒乳の違いって何?
よく耳にする断乳と卒乳という2つの言葉、何が違うのでしょう?卒乳とは子どもが自ら母乳を欲しがらなくなり、乳ばなれすることを言います。そして断乳は親の都合で授乳をやめることを言います。
こう書くと断乳はかわいそうにも見えますが、授乳していることにより、子どもの夜の睡眠が妨げられ、十分に眠れない状況になった場合には睡眠を優先して断乳を進めるという考え方もあるそうです。
一方、4歳くらいまでは情緒安定のために、子どもが望めばおっぱいを与えていいという考え方もあり、断乳か卒乳かは家庭によって(というかママの考え方や生活スタイルによって)納得する方法を選べば良いのではないかと思います。
子どもの性格や性別にもよりますが、男の子の方が乳ばなれは遅い傾向にあるといいます。
うちの長男が断乳をしたのは丁度2歳になる時でした。下の子の妊娠がわかったのと同時に断乳を決意したのを覚えています。
では、本来断乳をするならいつが良いのでしょう?
次の項目では、わたしが断乳の時にお世話になった助産師さんのおはなしを思い出して書いてみます。
断乳をする時期は何歳が良い?助産師さんに聞いてみた
では、断乳する時期っていつが良いのでしょう?(これはあくまでもわたしの担当助産師さんの意見なので、それを踏まえて読んでくださいね。)
わたしは長男の育児中何度も乳腺炎になりました。
その度に出産した病院におっぱいマッサージに行っていたのですが、その時にあまりにも辛くて助産師さんに早くおっぱいをやめたい、ともらしたことがありました。
辛いし仕事も早く再開したかったわたしが断乳に理想的な時期を聞いたときの回答は「1歳以降、一人で歩けるようになってから」というものでした。
それには理由がありました。
最初の3ヶ月はママも赤ちゃんも辛い時期です。母乳どころか育児に慣れていないママはヘトヘト。睡眠不足。
まだ上手におっぱいを飲めない赤ちゃんのせいでおっぱいはカチカチになりひどければ乳腺炎に。人によっては乳腺が細く、なかなか軌道にのらずおっぱいが足りなくて悩むママもいるかもしれません。
とにかく最初の3ヶ月は苦労する人が多いと思います。
母乳育児が軌道にのるのに丁度3ヶ月くらいかかることから100日戦争と言ったりするようです。
生後8ヶ月、育児にもだいぶ慣れてきた頃、赤ちゃんの目も見えるようになり、ママと赤ちゃんの絆をしっかりと結ぶ時期がきます。
ここからしばらく、赤ちゃんとママは一生モノになる絆を作っていきます。その時におっぱいは出ていなくとも咥えているだけでも情緒の安定になるんだそうです。
そして1歳、歩き出せる子も増えてくる時期ですね。
この時期になるとお母さんとの絆もしっかりと安定してきます。
まだまだお母さんが居ないとダメではあるものの「一人で歩く=ひとり立ち」の第一歩としてこのくらいになれば断乳をしても良いのではないか?と助産師さんは教えてくれました。
保育園の関係でどうしても断乳しないといけない事もあると思います。担当の助産師さんはあくまでもこうだったら理想だな、という事でお話ししてくれました。
わたしはフーンという感じで聞いていたのですが、100日戦争を過ぎると母乳育児も軌道に乗り、どんなに泣いていてもおっぱいがあると泣き止む子どもの相手をしていくうちに、おっぱいが便利アイテムとなり結局2歳まで授乳を続けることになったのでした。
断乳の方法は?助産師さんに聞いてみた
断乳の方法にも諸説あります。
おっぱいに目や鼻、口を書いて怖がらせるものや、断乳する1ヶ月も前からこの日でお別れ、とカレンダーを見ながら言い聞かせするものなど様々です。
わたしが聞いて実行した方法は以下の方法でした。
- 顔や目、口を描くなどして怖がらせない
- 前もってやめることを言い聞かせる必要はない
- 当日の午前中、たっぷりおっぱいを飲ませながら「これでおしまい」と伝える
- その日から数日間はママは絶対おっぱいを見せない
この4点をしっかり守ってくださいと言われ、その通りにしました。
それぞれしてください、と言われたことにも理由があります。
前もっておっぱい最後の日を毎日伝えることで子どもはその度に寂しい気持ちになるので、寂しい気持ちは1回で終わらせてあげる
というのが理由でした。優しい理由ですよね。
これを聞いて、わたしは助産師さんに言われた通り実行することにしました。
断乳成功!3日乗り切った後に待っていたこと
というわけで早速3日間、予定をみっちり入れ、たくさん遊んで疲れてもらって夜はぐっすり寝てもらう、という3日を乗り切り、子どもは無事おっぱいはもうもらえないのだ、と諦めてもらえたのですが(断乳の様子はいつかまた別に記事を書こうと思います)一晩通して寝られるようになったのは、断乳後数ヶ月後のことでした。
夜中に何度も目を覚まし、おっぱいを咥えることで寝るのに慣れていた長男は、夜何度も目を覚ます日々が待って居ました…
3日乗り切ればすっかり毎晩寝てくれるものと思っていたのでがっかりするし疲れるしでなんとも言えない気持ちで夜を越して居た記憶があります。
そんな寝てくれない時期にやって効果があったことは何だったか、紹介します。
- マグマグで麦茶をあげる
- ヨーグルトなどを軽い食事をさせる
- あきらめて横になって寝るのを待つ
対したことないのですが、これしかできませんでした。
が、起きて食事をさせるのは意外と効果的で、夜ちょっと小腹が空いた時にあったおっぱいがなくなってしまった口寂しさを軽食でごまかせたのかなと思っています。
というわけで、今日は断乳とその後についてまとめてみました。
うちにはまだおっぱいを飲んでいる次男(1歳)がおり、いまだに夜中何度もおっぱいを求めて目を覚まします。そもそもそうならないように、ネントレをされる方もいるようですが、2歳差の2人の育児でそんな余裕もなく、禁断の添い乳で寝かしつけをしてしまっているのもいけなかったかなと反省しています。
しかし授乳してあげられる時期って子どもにとってほんの一瞬なんですよね。
わたしもいつか良い思い出になるといいなと思いながら細切れ睡眠&眠い日々を過ごしています。
断乳は子どもの性格も出てきそうなので、次男の断乳がどうなるかわからないところもあるのですが、また断乳したら長男の時と比較しながら記事を書きたいと思っています。